昨年延期した日本デイケア学会年次大会を、今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、WEBで開催します。ワクチンの接種が医療関係者の中では進んでいますが、学会を通して感染が拡大する事態だけは、何としても避けなければならないと考えるからです。

　WEB大会のテーマは“コロナ禍からデイケアを考える”です。新型コロナウイルス感染拡大により、デイケアの活動は大きな影響を受けています。感染予防の対策を取り、プログラムにおいても工夫を凝らし、活動を継続しております。そうした対策をとってはいるものの、感染リスクを考えて通所を控えるなどで、デイケアの利用者は減少し、感染リスクの高まりの中で、休止や縮小を余儀なくされている施設もあります。

本大会では、コロナ禍において、デイケアへの影響を明らかにし、新たな局面に対応可能なデイケアを模索していきます。

　日本デイケア学会は、感染予防に十分配慮しつつ、利用者とともにコロナ禍でのデイケアのありようを模索し、利用者のＱＯＬの改善と社会参加の機会を確保・拡大していくために、デイケアを持続可能な活動として発展させていきます。

WEBによる年次大会ですが、皆さまのご参加をお願いします。

日本デイケア学会第26回年次大会
大会長　原　敬造